たのべたかおです。
さて、今回は栃木の観光振興が経済政策としてどれほどの魅力を持っているか、熱く語ります。
 
栃木の観光産業は順調に伸びています。みなさんの肌感覚でも感じているのではないでしょうか。
昨年の観光に費やす県内の消費額は約4700億円。今や観光業は栃木の経済を支える大産業となっています。
 
足利、日光、益子、那須…と県内に住む方もご家族で県内観光を楽しむにも多様な観光地、観光スポットがあり、まだまだ行けていない場所もたくさんあるという方がほとんどなのではないでしょうか。
 
私自身、まだまだ楽しみきれていません。山登りもキャンプもしたいですし、県内の温泉比較もしたいですし、文化財巡りもしたいと思っています。
「栃木の観光」は他県と比較しても非常に魅力あるものです。
 
その「栃木の観光」が地域経済の鍵を握っている!とはどういうことか?
 
私は、地域経済の活性化が日本経済の底力、日本経済活性化の原動力となると考えています。
その地域経済の活性化策、そこで一番の軸となるのが、「観光産業」なのです。
 
いま、そしてこれからの観光産業には他の産業に比べ、地域経済活性化に繋がる特筆すべき特徴があります。
①地域の参加したい人が得意な形で参加できる
②地域の資源(文化財・住民・自然など)を活用できる
③地域で新たな需要と供給が生まれ、経済が循環する
④地域への愛着、地域で挑戦する土壌が生まれる
 
つまり、高度な技術や広い土地の取得などの大規模な初期投資をせずとも、
地域の「やる気」と「これが得意」が生かせる特殊な産業なのです。
 
例えば、
 
・英語が得意だから、ガイドを始めてみようかな⇒0円でスタートできます。
・我が家の庭に絶滅危惧種の日本翁草が咲いているから観光客に公開しようかな⇒0円でスタートできます。
・朝市やマルシェを地域で始めたから観光で寄ってほしいな⇒ビラ代でスタートできます。
・外国からの観光客は地域のバス代100円引きにしようかな⇒市町村は観光客1人あたり100円からスタートできます。
・空き地を花畑にして観光客を迎えよう⇒花の種の値段からスタートできます。
 
魅力的ですよね。観光。
若い世代では『地域愛・郷土愛が失われつつある』は幻想。
若い世代ほど、地域の面白さや楽しみを見つけるのが得意です。
それに、地域のために、「やりたいことも、やれることも沢山ある」と思っています。
 
栃木の観光振興、まだまだ余地あり。
あとは、皆さんの仲間と、地域と一緒にやっていくことを応援すること!
 
免税店の拡充ではなく、カジノの合法化でもないのです。
全国で同じような取り組みをするためにお金を使うのではなく、
地域で必要な場面に切り分けて使える交付金が必要!
 
今の若い世代は節約も得意ですから、地域で上手に使ってくれるはずです。
チェックと報告を「公」で管理し、宣伝するのはもちろんのこと。
地域をあげて、世代を超えて、観光産業の「すごい」特徴をフル活用したいですね。
 
「あかるい栃木に人を呼ぼう」
「とちぎをつなごう。つながれば、できることはたくさんある。」
 
※観光業で地域経済が循環することについては、次の掲載にします。
※写真は昨年宇都宮にて開催されたジャパンカップ
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