9月23日、戦争させない総かかり日光市民連合・いまいち9条の会共催の集会に参加させていただきました。テーマは「未来について語ろう」。

安倍首相が変えようとしているのは、「日本の戦後の繁栄を支えた国の基本のかたち」であり、「その基本のかたちを定めた憲法」です。

日本国憲法の基本原則は「世界標準」「人類標準」とも言える歴史の叡智が詰まったものです。これを守らなければ、未来が危ない!と皆さんと理解を深めました。

私が考える「日本の国の基本のかたち」は…

・まずは、立憲主義。憲法は権力を制限し、国民を守るためのものです。憲法と法律を守って国を運営するのが大原則です。

・そして民主主義と国民主権。国民の声を聞かない政治は未来を危うくします。国民が本当に望む未来を作る政治にしなければなりません。

・憲法9条と平和主義。日本は軍事費への支出を必要最小限にしてきたことで、国民生活を豊かにし、貿易を発展させてきました。平和主義は経済的繁栄を未来においても作り出します。(観光産業を考えるとわかりやすいかもしれません)

・一億総中流。戦後日本は、国民みんなが豊かになる社会を目指してきました。みんなが豊かになって物を買えるようになることで、国内市場が拡大し、経済が発展しました。社会保障も整備が進み、政治も社会も安定してきました。しかし今格差が広がっています。社会保障も揺らいでいます。もう一度富をきちんと分配し、国内消費を活性化させて、経済と暮らしをよくしましょう。

・職人を大切にしてきた日本。安定した雇用の下で、国民一人一人が自分の仕事に誇りを持ち、技を向上させてきたことが物作りの国を支えてきました。未来に向けて正規雇用を増やさなければなりません。

・そして何よりも基本的人権の尊重。思想信条の自由、報道の自由です。「個人」の幸福を目指さず「公共の利益」だけが重視される社会は国民を苦しめることになります。本当のことを言えない社会は必ず道を誤ります。

政治が決める国の基本方針が私たちのこれからの暮らしを左右します。

「やむをえない世の中の流れ」ではなく、私たちが選択する「政治や制度」が未来を作り出します。

未来に繋がる今への理解を深めていくことが大切です。

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