8月15日の今日は、終戦記念日です。
国内外の犠牲になった方々に深く哀悼の意を表します。
この戦争で日本人は310万人もの人が犠牲になりました。それぞれがどの様な人生で、どの様な思いだったのでしょうか。どの様な世の中だったのでしょうか。
テレビや新聞では、戦争の悲劇について伝える報道が今年も数多く行われています。14日夜にはNHKで、「村人はなぜ満州へ」という特集番組が放送されました。長野県の村から満州へ開拓民として移り住んだ人々について事実を追ったドキュメンタリーです。
-戦争が激化し、日本が劣勢になってから、「国策」によって、満州に移り住んだ村人たちは、その事実を知らされないままに、終戦を迎えました。男子が軍隊に取られ、村に残された女性や子供達は、絶望し、集団で死を選んだのです。また、村人を満州に送り込む働きかけをした村長は、自らの行いを責め、やはり同じく自ら命を絶つ-
国家権力が、一般国民を巻き込み、その運命を変えていったのです。
しかし、改めて思います。その国策の無謀さ、見通しのなさについて、知る者、伝える機関が警鐘を鳴らし、国民が気付かなければならなかったのです。
「大勢を止める力など一人一人では無理だ」というのは、確かにそうかもしれません。だからこそ、大きな流れになる前に、声を上げなければならないのだと、強く思うのです。
終戦から71年、戦争の真実を伝え、平和を守る呼びかけを続けていくしかありません。
先の戦争が私たちの”今”にどう繋がっているのか、これからにどう繋げてゆくのか。様々な立場や場所で起きた事実を丁寧に見つめ、当時を知り、今を考えなければいけません。
※8月19日16時から、東武宇都宮駅前で宇都宮市民の会による安保法廃止の街頭活動です。私も参加します。
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